日々の作業で容量がどんどん膨れ上がるPCのストレージ。PowerShellを使えば、どのフォルダが肥大化しているか、どのファイルが特に重いかをサクッと調べることができます。

今回は、フォルダごとの合計容量を確認する方法と、重いファイルのランキングを取得するコマンドを紹介します。


フォルダごとの使用容量をまとめて確認

大量のフォルダを扱うプロジェクトや、不要データの削除判断に便利なのがこちらのコマンド。

Get-Childitem -Path ./ -Directory |
  ForEach-Object -Process {
    Write-Host $_
    Get-Childitem -Path $_ -Recurse |
      Measure-Object -property length -sum |
      Format-List count, sum
  }

これはカレントディレクトリ配下の各フォルダについて、再帰的にファイルサイズを合計し表示します。
countはファイル数、sumは合計バイト数を表しており、ディスク容量の内訳把握に非常に便利です。


重いファイルTOP30を一発で確認

「Cドライブに空きがない…」そんなときは、まず重いファイルから見つけましょう。

以下のコマンドで、容量の大きいファイル上位30件をすぐに表示できます。

(Get-ChildItem "C:\" -recurse -force |
  Select-Object Fullname, Length |
  Sort-Object Length -descending)[0..29] 2>$null
  • -force で隠しファイルも含めて検索
  • 2>$null でアクセスエラーなどの警告を無視
  • [0..29] で上位30件を抽出

検索には多少時間がかかりますが、容量圧迫の原因を突き止めるのに非常に効果的です。


PowerShellは使いこなせばGUIよりも速く、深く、確実なファイル操作が可能になります。
ストレージの空き容量に困っているなら、ぜひ試してみてください。